会社概要

35年前、自動車雑誌にアメリカの西海岸で貨物商用車を寝泊まり出来るように改造するのが流行ってるという記事が載っており、外観も内装もカッコ良く衝撃を受け自分もこんな車が欲しいって気持ちと作ってみたい気持ちになりました。その頃は家業の養蜂業をやってましたので、冬の間シーズンオフで時間が有り、商用バンを自分なりに見よう見まねで作って楽しんでました。
ただ改造車なので警察から注意を受けたりしていたので、陸運事務所に乗って行きこの車を合法的に乗れるようにするにはどうしたらいいか？とアドバイスもらいに行きました。これだと8ナンバーのキャンピング車登録出来ると言われましたが、図面、計算書等出さなければならず、三角関数、難しい公式等あり算数の勉強のおさらいしながら作った覚えがあります。無事8ナンバーが付くと噂が広まりいろんな人が見に来たり、製作をお願いされたりしました。これは仕事に出来るかもしれないと思い、基礎を学びに東京のキャンピングカーメーカー（現在関東の販売店）に研修に行きました。これが仕事を始めるきっかけです。

若い子達を相手にカスタムカー製作アートトラック製作がメインになっていた15年ほど前に携帯電話が流行りだし若い子達が携帯代に追われ、車にお金をかけられない、車にこだわりの無い子達の時代が来て、本州の同業者が次々と倒産したり仕事変えしたりし始め、うちも何か対策しなければと思い、また南九州だけでなく全国に販売出来るような物をといろいろ模索してる時に他に無い物でないとわざわざ九州鹿児島からは買ってもらえないのではと考え、軽トラックにキャンピング設備のあるBOXを積載タイプで創りました。それが”やどかり”です。

やどかりを発売して5年間毎年改良を加え、展示販売してたのですが思うように売れず、何が原因か展示会等でリサーチしたとこ軽自動車で2mを越してる高さは都市部では使えない。（駐車場の高さが限定される）トラックに積載してるので後部乗車出来ず定員が2名しかとれない。積載物なので車検の時に設備を下ろさなくてはいけない。という3点の問題があり購入に踏み切れないということでした。その3点をクリアすれば売れる車になるのでは？と思い考え創ったのがテントむしです。出した途端、日経新聞、NHK他民放テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など取材が入りすぐに納期1年待ちとなりました。

今後は、フィッシング事業部とタイアップして遊びの部分の提案をしたり（現在船舶免許の要らないオリジナルボートを開発中）今まで無かったデザインのキャンピングカーを創っていきます。